今の状況

3月に入ってもまだ雪降る。明日は朝からバイトがあるのに。



進路について

調べれば調べる程、素粒子で本当にいいのだろうかと悩んでしまう。

工学部の先輩たちや、物理の先輩たちの話を聞くと、やはり「修士までいって就職」というのが主。それは、最初からそのつもりの人にとっては当たり前だ。その中には他に、研究者としての道を諦めて、という人もいる。それもかしこいやり方なのだろう。自分も、どうせ諦めるなら、早い段階で悟りたい。

でも、博士までいっても、その次の方向転換さえきっちりすれば、就職できないってことは無いらしい。素粒子の研究室といえども。

いろいろ調べて感じたのは、
まず、素粒子の研究者として生きていくのは、ぶっちゃけ無理だということ。博士課程修了後、ポスドクとして何年か働けたとしても、その先の安定した職に就けるのは運と実力を兼ね備えた極わずかな人間。30超えたら就職も難しくなり、最悪乞食として生きるはめに…。考えたら恐ろしいことだ。工学部の先輩たちが推薦枠で一流企業にわさわさと入っていく一方で、同じ大学でもこんなに差が出るのかと。やりたい放題に勉強して、さらにその先も理論物理に携わろうと希望するのは勝手だが、その代償はでかいということか。

でも、素粒子以外の研究者として生きていくなら、まだ(比較的)可能性はあるように感じる。自分としても、科学研究に携わる仕事ができるならそれで十分だと感じるし、素粒子だけが自分の興味の対象ではない。

上に述べた、素粒子の末路も相まって、もっと視野を広げてみるべきだと感じている。「素粒子以外の分野の研究者」というのが、可能性と自分の希望のバランスの取れた一番いい進路だと思う。

そこで問題なのは、最初から素粒子諦めて他の分野を探すのか、博士までは素粒子挑戦して可能性を探り、そこから方向転換するのかだ。

ウチの素粒子研究室の先輩で、博士をとった後、化学方面に分野を変えた人がいるらしいので、後者の博士の後方向転換というのも全くナシではないらしい。しかし、5年間素理論ばかりやっていたやつが、他の畑でやっていけるのだろうか…とも思う。

こんな事を考えているので、前にも書いた、生物物理研究室で博士課程から給料出るって話が気になって気になってしょうがない。

また、素粒子と比較すると、他の分野ならどうにか研究者として生きていけるだろうという気になってしまうが、これも間違っているのだろうと思う。


ごちゃごちゃです。こんな感じで、最近悩んでいます。結局、今はひたすら場の理論をやってます。


ただ、やはり研究者として生きていきたいというのが一番の思いです。


なんだか、「こっちの方がマシだから…」とか、「最悪の場合…」とか、K先生に説教されそうな動機で進路を選んでますが、乞食にはなりたくないのです。やはり、人間一人では生きていけなくて、家族、恋人、友達…etc.に迷惑はかけたくない。


近々、研究室配属の希望を提出します。そのあとは院試。

選択しなければ…