アカデミック・トムキンス

 やっと本1冊読み終わった〜。

 

不思議宇宙のトムキンス

不思議宇宙のトムキンス

 これは『不思議の国のトムキンス』の新版である。『不思議の国のトムキンス』は読んだことがない状態でこれを読んだので、細部の変更点はよくわからない。

 この本や、以前に読んだことのあるブルーバックスの『2063年、時空の旅』などの、フィクション仕立ての物理学入門書は、自分の大好きなジャンルである。

 主人公のトムキンスや『2063年…』のヴェーユはアカデミックな環境の中で、物理学を学びながら摩訶不思議な世界を体験していくのだが、この雰囲気が大好きで、こんな世界に憧れている。

 不思議な世界の話ではあるのだが、現実の宇宙の仕組みも同じ様になっているのである。
 
 大学に入ったらトムキンスのようなアカデミックな毎日を送れると思っていたが、今の生活は思い描いていたものとはほど遠い。



 『不思議宇宙のトムキンス』と『2063年、時空の旅』の訳者青木薫さんは、『フェルマーの最終定理』の訳もしている。この本もおもしろい。

2063年、時空の旅―タイムトラベルはどうすれば可能になるのか? (ブルーバックス)

2063年、時空の旅―タイムトラベルはどうすれば可能になるのか? (ブルーバックス)

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)