宮崎県の知事の失言について、いかにも常識のない発言であるかのような報道のされ方をしているが、心の中で「ちがうちがう」と思いながらテレビを見ている。

 「自衛隊は人殺しの訓練をしている」とか言っている人と同類として扱われているようだ(ある意味でこの人の言っていることも正しいと思う。次の戦争では自衛隊も人を殺すことになるだろう。)。


 議員とは、社会風刺も言ってはいけない立場らしい。そんな議員たちのすることと言ったら、疑うこともせず大きな流れに身を任せて、あわよくば自分の利益のことだけを考えるだけだろう。

 たしかに、まだ原因は正式に判明したわけではないので、中外製薬の立場から考えると、「ふざけんな!まだウチの薬のせいときまったわけじゃないだろう」ってことにはなる。
 しかし、なぜどこのテレビ局もその立場で、さも世論が知事のジョークを批判しているような演出をしているのだろう。いつも、テレビというメディアは権力に屈しがちであると感じている。


 イギリスには、社会を風刺する文化があるらしい。権力者であろうがおかまいなしで、日本的に言えば失礼な表現で不満を笑いに変えている。日本のテレビがこんなことをやったら、クレームが殺到することは間違いない。ヒジョーにつまらないクソったれな世界だ。