だってSFだもの

数学ガール (数学ガールシリーズ 1)

高校数学を舞台に繰り広げられる淡い恋の物語という現実にはありえない、文字通り「サイエンスフィクション」な話。

もしかしたらテトラちゃんはいるかもしれないけど、ミルカさんは現実には絶対いない。初めて会う人に数列の問題を出してくる女子高生ってありえないよ。もし現実にいたら確実に惚れちゃうね。

数学の説明はすごくわかりやすかったし、非現実的世界を、己の高校時代の苦い思い出を伴って楽しめたので、自分の評価はかなり高いです。

「物理ガール」ってのはどうかなって思ったけど、なんか題名聞いただけでオタク臭がぷんぷんするな。数学の清らかなイメージがあってこその方向性なんだな〜。