イーモバイルよ…

 
イーモバの通信速度制御の話。
通信品質および公平性の一層の向上を目指すというモチベーションの元で、通信量がすごく多い人に対して通信規制をするという、イーモバに限らず携帯会社はどこでもやってることです。
 

  
問題は、そのルールが本当に公平性をもたらすのかとか、2年縛りの契約してる客にとってルールを突然変えられるのは詐欺にあうようなものだとか、そんな感じ。
 
 
 
 
 
最近ちょっと話題になってるイーモバ規制の改悪の内容は、
 
今まで: 1ヵ月間に300GB以上の利用で、翌々月1ヶ月間通信速度規制
 ↓
今回(8/24〜): 24時間ごとに366MB以上の利用で、当日21時〜翌日2時通信速度規制
です。
 
 
30*366MB=10980MB つまり通信速度規制を受けないように使用することを考えたとき、今までは1ヶ月に300GBまでOKだったのが、今回の変更で1ヶ月に11GBまでしか使えなくなってしまう。単純に考えると、速度規制を受ける通信量のラインが以前の約3.7%に激減したことになる。
 
 
といってもあくまで速度規制の話で、これを超えると通信が出来なくなるわけじゃないです。なので、一概にこれが改悪にあたるということではなく、かえって使いやすくなる人がいる可能性も無くはない。
 
 
 
ただ今回の変更のモチベーションが、
一部のヘビーユーザーのみを規制対象にしていたものを、より多くの人に向けよう。っていう方向になってることは誰でも読み取れる。これが本当に「公平性の向上」につながるのか、正直疑問。
 
 
pocket-wifiユーザー(しかも家ネットも兼用してる)視点から言うと、
366MB/1日 なんて余裕で達成してしまうハードルなわけで、ほぼ毎日夜の21時〜2時に通信速度規制されてしまうということになる。
だからこの変更で得をするのは、366MB/1日 以下のライトユーザー(携帯でちょっとネットするくらいの人?)と、300GB/1ヶ月 以上のヘビーユーザー(以前から規制の対象であることは変わらない為、規制を受ける時間が [常時→夜21時〜2時] と短くなる)。
 
 
自分的にpocket wifiの家ネット兼用の方法は、速度に多少の不満があるものの、値段の割に得られる利便性(家でも外出時でもネットが出来て、料金は1回線分)(touchのポテンシャルを最大限に生かせる)(このおかげで携帯代は390円/月のみ)でかなり満足してる。
今回の変更でどれだけ影響が出るのかはまだわからないけど、現在の速度にも満足出来ていない状況でこれ以上弱点を弱化されると、致命的なデメリットになりかねない。
 
 
このまま2年縛りが終わるまで解約しなくて済むように、イーモバには頑張ってもらいたい。新型iPhoneとかのこともあるし、あんまりひどい状況になったら、この際違約金払ってでも解約するかな。まぁ、この時間は研究室にネットしにいくという手もある。
 
とりあえず様子見です。
 
『EMOBILE通信サービス』における通信品質確保を目的とした対策の運用基準改定について|2011年3月31日以前の(旧)イー・モバイル報道発表資料|イー・アクセス
イー・モバイルが帯域制限を30倍近く強化、通信速度を即日規制へ - GIGAZINE