MacでHT-03Aのメモリ増量に手を出した

 
defyを注文したので、そろそろHT-03Aの文鎮化は恐くなくなりました。ということで、今更HT-03Aのメモリ増量をやってみた。
 
少し前まではやり方が全然わからなかったんですが、最近わかりやすくまとめて下さっているブログがいくつかあったので、それを参考にしました。
 
主な流れはここ。
2011-06-05
メモリ増量の元ネタはここ。
2708+ enabled kernel [14MB ram with radio 2.… | HTC Dream: G1
これでもう紹介する内容は無くなってしまう。というか何を書いても蛇足になるのですが。
 
それを承知で、個人的な作業をここに記録しておく。
中身の無さに対する、自分メモという便利な言い訳です。ちなみにMacのターミナルで作業してます。あと、壊れる可能性もあるので、そこらへんは自己責任で。
 
 
 
<RA-sapphireの書き換え>
自分の場合、元々入れていたのは古いバージョンのrecovery-RA-sapphire-v1.5.2G.imgでした。なので、recovery-RA-sapphire-v1.7.0G.imgに書き換え(リカバリイメージの変更(リカバリイメージとは、AndroidのOSとは違う部分、Homeボタンを押しながら電源を入れて出てくるやつです))。
リンク先にも書いてありますが、
http://acc.komugi.net/?%E3%83%84%E3%83%BC%E3%83%AB%2FRA-sapphire
の通りに作業します。
 
$ adb push /パス/recovery-RA-sapphire-v1.7.0G.img /sdcard/
$ adb shell
# flash_image recovery /sdcard/recovery-RA-sapphire-v1.7.0G.img
# reboot recovery
  
リカバリーモード(Homeボタン+電源ボタン)で起動して、画面の下の方にリカバリイメージのバージョンが表示されていると思うので、そこで確認出来ます。
 
 
 
<SPL変更>
これも前入れたバージョンが古そうだったので、変更しておきました。ちなみSPLはSecond Program Loaderの略です。
http://acc.komugi.net/?%E6%89%8B%E9%A0%86%E6%9B%B8%2FSPL%E5%A4%89%E6%9B%B4%E6%89%8B%E9%A0%86
 
まず、SDカードに、update.Engineering-SPL-HBOOT-1.33.2005-signed.zipを入れます。
 
$ adb push /パス/update.Engineering-SPL-HBOOT-1.33.2005-signed.zip /sdcard/
 
そしてリカバリーモード(Homeボタン+電源ボタン)で、Flash zip from sdcardの項目からupdate.Engineering-SPL-HBOOT-1.33.2005-signed.zipを選び、SPLを変更します。
fastbootモード(ボリュームボタン下+電源ボタン)のHBOOT-1.33.2005 (SAPP20000)の表示があれば成功しています。
 
 
 
<メモリ増量>
いよいよメモリ増量作業です。
http://mimimobile.blog64.fc2.com/blog-entry-463.html
まず、リカバリーモード(Homeボタン+電源ボタン)で起動し、nandバックアップを取っておきます。
そして、SDカードに、FR-SpoofSPL_S.zipとezBiffTestKernel20101106-2708_S.zipを入れておきます。
また、hboot-1.33.0013d.imgとradio-2.22.27.08.imgをPC側に用意しておきます。
以上が出来たら、HT-03Aをfastbootモード(ボリュームボタン下+電源ボタン)で起動。
PC側では、ターミナル上でカレントディレクトリをhboot-1.33.0013d.imgとradio-2.22.27.08.imgの入ったフォルダに移動しておく。
そして、ターミナルから以下のように打ち込む
 
$ fastboot-mac flash radio radio-2.22.27.08.img
$ fastboot-mac flash hboot hboot-1.33.0013d.img
$ fastboot-mac reboot-bootloader
$ fastboot-mac erase system -w
$ fastboot-mac erase boot
 
ここでfastboot-macのコマンドは、mac用のfastbootコマンド。自分は最初これを持っていなかったので、
http://developer.htc.com/google-io-device.html
のGet the toolsのところから落として、解凍しAndroidSDKのtoolsフォルダにfastboot-macを入れて、実行権限を与えておきました。
 
$ chmod +x /Developer/android-sdk-mac/tools/fastboot-mac
 
とか。
 
で、$ fastboot-mac erase bootまでいったら、Menuボタンで電源OFF、リカバリーモード(Homeボタン+電源ボタン)で起動し、SDカードのFR-Spoof-SPL-1-33-0013_S.zipを書き込む。次に、最初に行ったNANDバックアップでリストア。そして、ezBiffTestKernel20101106-2708_S.zipを書き込む。
そして再起動。
 
以上で作業は終了。
 
AndroidのターミナルアプリかPC側からadb shellでfreeコマンドを打ち、メモリの容量が増えていれば成功です。
 
自分のはtotal 112700KBになってました。15MBくらい増えてるみたいです。
結構サクサクです。
もちろん、2年前の機種にしてはですけど。
 
久しぶりにHT-03Aで楽しませてもらいました。