仕事を増やす仕事

 
最寄り駅から帰る途中、道路工事を見てふと思ったんですが、社会は仕事を作り出すことに必死なんですね。
 
会社の中でも、本当の意味で仕事を減らそうとしている人は少ないです。むしろ、余計な仕事を作り出しては、得意顔で必死に残業しています。そんな気がします。どの仕事に意味があってどの仕事に意味が無いのかは区別しにくい場合もありますが、とりあえず、仕事を増やすだけ増やしてあとは、忙しさにかまけて自分が何をしているのかを考え無いようにしている。ような気がします。自分の仕事があると安心するのも分かりますが。
 
それで、今日道路工事を見ていて、社会全体でそうなのではないかと。道路工事をさせているのは、税金を消費するため。そうすることで、その仕事をする労働者の生活も支えられる。そんなことやるんだったら、ベーシックインカム導入して金をバラ蒔いた方がよっぽどいいと思うんですけどね。人間、ヒマな方が創造的になれると思います。会社の中でだって、ヒマな時間があればもっと違う意味のあることができるのではないかなぁと思ったり、それでも結局ムダな仕事をまた増やすだけになるんじゃないかと思ったりするわけです。まぁ、今の部署はかなりマシな方だとは思いますが。
 
仕事をしないでお金を貰うのが後ろめたかったりするんでしょうか。そんなんじゃ、いつまでたっても労働無しの生活なんて実現出来ない。いつまで産業時代のつもりでいるのやら。
 
平日の昼間に自由に外を出歩きたい。ただそれだけのことが出来ないなんて。そんなの生きててもしょうがないだろ。