Facebookについて

 
FacebookIPO(新規株式公開)を申請しましたね。
FacebookのIPO申請でわかった6つの新事実|WIRED.jp
 
Facebookの強みは、なんと言っても広告の新しい形を作り出しているところだと思います。
もちろん他にも、それまで匿名性だったネットに実名性を持ち込んだとか、コミュニケーションをより簡単にしたとか、いろいろあります。でも、最近どうやったらネットで儲けられるのかを考え始めた自分としては、どうしても広告のあり方を変えつつあるという部分に注目してしまいます。
近い未来、広告はもうバナーを貼るだけでは成り立たなくなる、というか、より効果的な広告が今の邪魔にしかならない広告を駆逐していくんだと思います。例えば、Facebook上で友達が使用している商品、サイト、サービスなどの情報は、単なるバナー広告を見るよりも効果的な広告になります。知人の行動に絡めることで興味がわくというところが重要。結局は、ユーザーに単に広告を押し付けるのではなく、ユーザーにもメリットがある情報を提供するということになるんだと思います。本質的には、ユーザーの利益にならないものはいつか廃れるということですね。
 
Facebookはネット上に実名性のプラットフォームを構築してしまった。このプラットフォームを利用すれば新しいことが出来そうな気がする反面、巨大なプラットフォームを作り上げられてしまったので、もう同じ領域同じ階層ではプラットフォームを作り上げる事が出来ないという意味では夢がなくなってしまったなぁと。後から思ったりするんだけど、
「それにしても、ネットは広大だわ。もうすでに、私たちの知らない次の社会が生まれ始めている。」
ってことなんだろう。